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20 韓国の巻・下 過去の「言動」隠し続け破廉恥な国名呼称変更

 思想新聞 平成9年(1997年)5月15日号

  • Q 共産党は『赤旗』ソウル支局の開設を韓国政府に働きかけているようですね。韓国に急接近しようとしているわけですが、それにしても『赤旗』(4月18日付)に掲載された不破委員長の韓国見解は支離滅裂です。

     不破委員長の頭の中身を疑いたくなる内容ばかりです。「韓国」という呼び名の方がよい理由として、日韓併合をあげているのもその一つです。つまり、李氏朝鮮が1897年に「大韓」と改称し、それ以来「大韓帝国」を国名としていましたが、1910年に日本が併合。それで日韓併合と言われるわけですが、そのとき日本政府は「韓国」という国名を否定し「朝鮮」に改称することを一方的に押し付けました。この経緯を語る不破委員長は「(韓国という呼称が)朝鮮の植民地化のさい、日本帝国主義によって強制的に否定されたものだということを、私たちにとって、忘れるわけにはゆかない歴史の事実です」と強調しています。
  • Q ちょっと待ってください、不破委員長の言う「忘れるわけにはゆかない歴史の事実」は、87年前のことですね。共産党が南朝鮮の呼び名を韓国に替えるのは今年3月のことですよ。そんな昔の「歴史の事実」を忘れていたのは当の共産党ではありませんか。

     まさにその通りです。しかし、これもまったくの詭弁です。なぜ共産党が韓国を南朝鮮と呼んできたのか、それが明らかに意図的だったことは歴然としています。共産党の同志だった北の金日成政権が朝鮮民主主義人民共和国を名乗り、韓国を南朝鮮と呼んできたので、共産党も南朝鮮としてきたのです。韓国政権を米帝国主義の傀儡とし、政権の存在そのものを認めてこなかったのです。だから韓国と呼ぶわけにはいかなかったのです。そんなことぐらい共産党員の常識でしょう。
  • Q かつての日本が韓国の政権を認めないために朝鮮と改称したのとまったく同じ論理で、韓国を南朝鮮と呼んできたわけですね。それを反省・総括することなく、今になって「歴史の事実」などと知ったかぶって言うのは破廉恥きわまりない態度ですね。

     まあ、歴史を捏造する共産党の本領発揮というところでしょう。不破委員長は日韓条約に反対してきたのは「この条約が韓国を『朝鮮半島の唯一合法の政権』と規定していることであって、日本と韓国との国交そのものを否定するものではもちろんない」などと説明していますが、よくもここまでウソが言えたものだと感心してしまいます。
  • Q ウソというのは、どんなものですか。

     共産党は日韓の会談そのものに反対してきました。日韓条約が締結されたとき、共産党は「『日韓条約』批准阻止のために日本人民と全民主勢力に訴える」(日本共産党第三回中央委員会総会=1965年10月4日)とのアピールを発表し、その中でアメリカその他の軍隊が「国連軍」の名で「38度線を突破して朝鮮民主主義人民共和国に侵入させた」などと述べ、韓国の国家としての存在すら認めず、国交そのものを否定してきたのです。
     過去の言動をきちんと総括し、韓国国民に謝罪してから、同国との「関係改善」を口にすべきだということですね。
反日韓条.jpg (27515 バイト)
共産党による日韓条約粉砕統一行動
(65年11月=『日本共産党の60年』から)

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