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性教育現場の背後にある左翼勢力見抜けぬジャーナリズム

思想新聞2003年9月15日号【マスコミ論壇ウオッチング】

 最近、長崎の12歳少年の幼児殺害事件、東京・赤坂の小学6年生監禁事件など、少年少女達が関わる凶悪事件がテレビや新聞で報じられない日がない。
 一連の事件についてジャーナリストの大谷昭宏氏は、「週刊現代」9月13日号の「週刊メディア通信簿」で、「こうした一連の少年事件の中で私は、青少年に“性行為教育”ではなく、きちんとした性教育を行うべきではないか、とあっちこっちで書いたりコメントしてきた」と述べている。
 大谷氏は、「性行為教育」批判の急先鋒である「産経新聞」の報道について、個人的には「当を得ている」と考えているという。
 しかし、その一方で大谷氏は、「これら産経の記事の中で気になるのは、こうした過激性教育をジェンダーフリー(性差解消)の動きとごっちゃにしていることだ。確かに過激性教育を一部のジェンダーフリー活動家が担っていることも事実だ。だが、……こんな、世間ではおよそまともに相手にされていない一部のジェンダーフリー活動家の理屈を持ち出して性教育をも論じられたのでは、子どもたちはもちろん教師も混乱するばかりではないか」と述べて、「産経」の論調を批判している。
「産経」の「正論」欄では気鋭の論客である八木秀次氏が、「過激な性教育は左翼イデオロギー団体の手法そのもので、性の解放や『性革命』をめざす一環としての性教育であることを知るべきだ」と的を射た指摘をしているのだが、大谷氏はこの八木氏についても批判している。
「子どもたちの性の成熟が早まる中、きちんとした性教育を」という大谷氏の願いは極めて良識的だが、「きちんとした性教育」と対極にある、結婚制度や一夫一婦制を否定する左翼思想集団をまず教育現場から排除することが先決だ。
 この記事の見出しは「思想論争にすり替わった大新聞の性教育報道」だが、大谷氏といい「週刊現代」編集部といい、一方的な思想宣伝の場と化している過激な性教育の背後の動きについてあまりに無知だといわざるを得ない。

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