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File-68 厚顔な化粧施す共産党の正体

拉致究明に携わる党員を公安スパイとして除名

思想新聞2002年11月15日号 共産主義は間違っている!!

摩訶不思議な「人権真理教」国・ニッポン 22

被害者家族の心情を蹂躙

「拉致事件」と3人の男たち

Q メディアと言論人の「北朝鮮による拉致問題」での無責任で犯罪的な放埒ぶりがわかりました。その中で当時から「拉致は事実」と言ってきた人々についてはどうですか。

 それにしても、拉致問題がこれほど表面化した中で、大手出版社がこぞって別冊を出していますが、扶桑社の『SPA!』特別編集ブックレット『メディアが黙殺した[拉致事件]二十五年間の封印を解く』では、「拉致事件を追い続けた男たち」と題し、産経新聞の阿部雅美氏、在阪テレビ局朝日放送プロデューサーの石高健次氏、元共産党代議士秘書の兵本達吉氏(現在、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会幹事)らにそれぞれ単独インタビューおよび座談会「私たちの闘いはまだ終わらない」とを収録しています。
 このうち、兵本達吉氏についてですが、兵本氏は、拉致問題というよりは、田中真紀子前代議士の秘書給与疑惑で、共産党でも恐るべきピンハネ(天引き)があったとして同党を告発してきた当事者として巷間の脚光を浴びていますが、もとはと言えば、拉致家族被害者の家族に呼びかけて家族会の結成に奔走した人物です。日本共産党は、同氏を「除名処分」にしています。その「処分理由」というのが、兵本氏側は、「拉致被害者の救出のために頻繁に警察庁に出入りしていたんですが、それを共産党は『兵本は警察のスパイだ』と言いがかりをつけてね。もう共産党には未練もありませんが、当時は、あまりの理不尽さに腹が立ちましたよ」と同誌のインタビューで答えているように、拉致事件に関わったために警察公安関係者に内通した、というものです。
 一方、共産党はWEBサイト(ホームページ)上で、「この人物(兵本氏)は、元秘書で、党にかくれて公安警察に就職あっせんを依頼していたことが判明して除名された人物である」と釈明しています。就職斡旋などというのは不思議な除名理由ですが、要するにやはり「兵本はスパイだった」と言っているに等しいわけですね。

場当たり的に兵本氏とトラブル

 ところが、1988年この拉致問題を国会で取り上げ、当時の梶山静六国家公安委員長から「北朝鮮による拉致と見られる」との発言を引き出したのが、実は兵本氏による働きかけだった(質問は3月の参院予算委員会での橋本敦参院議員による)。それを最近の補欠選挙で「拉致問題を国会で初めて取り上げたのが共産党」などと、厚顔にも宣伝に躍起になっています。本紙先号「風声」欄に出ていたように、初めて取り上げたのは民社党の塚本氏であって共産党ではなく、同党による質問は、政府・警察当局の「拉致」を初めて認める発言を引き出したものでした。
 しかも、その当の「立役者」のはずの兵本氏を除名処分にしている、というわけです。共産党がいかに場当たり的なことをやって右往左往しているかが窺えます。
 こうしてみるとわかるように、政府=与党として外交を担ってきた自民党はともかく、長年、友党として北朝鮮・朝総連の片棒を担いできた社会党(現・社民党)、そして共産党とも、拉致被害者の家族の信頼を得るには最も近い立場にいたにもかかわらず、外務省当局と政府が動くまであえて政治的に黙殺してきたのが彼らだったのです。
 社民党は「謝罪会見」を行いましたが、実際あんなものは「謝罪」になっていない。ましてや共産党は、ハナから拉致問題に取り組んできたと言い張る始末です。もっとも、そんな言い訳に納得するような国民だとタカをくくっていれば、共産党は選挙でジリ貧になるだけでしょうね。

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