第三段階
国際共産主義勢力が崩壊した後、二つの重大課題を抱えている。それが現在にいたる勝共運動の課題でもある。 第一には東アジアにおいて冷戦構造が温存されていることである。
日本周辺においては韓半島はいまだ南北に分断されたままであり、北朝鮮は共産独裁体制を維持し赤化統一を企図している。2002年9月に日朝首脳会談が開催されたものの、拉致事件で北朝鮮の非道な対日工作が浮き彫りになったばかりか、核拡散防止条約からの一方的離脱、そして公然と核開発を再開させるなど、国際社会を敵に回す北朝鮮の「瀬戸際外交」によって東アジアの危機は一挙に高まってきた。東アジアの平和秩序を確立するため、日韓米の一体化によって共産主義勢力の一掃に全力を挙げていかねばならない。
東アジアの平和秩序創建および真の世界平和の確立をめざして本連合は新たな世界平和運動に着手、95年に世界平和連合(FWP)を創設した。 第二には、21世紀に対応すべき確固たる国づくりができていないことである。
東アジア情勢に対応するにはスパイ防止法、有事法などの法整備をはじめとする安全保障政策を確立しなければならない。さらに日本国内には、マスコミ界や学界、教育界、地方政界など、いまだ各界に共産勢力が温存されているばかりか、過激な性教育推進論やジェンダーフリー論によるはき違えた男女共同参画論など共産主義思想が巧妙に姿を変えて浸透し、日本の伝統基盤を根底から崩壊させようとしている。こうした動きを看過するわけにはいかない。本連合は地方基盤の拡充に力を注ぎ、きめ細かな勝共運動によって共産主義一掃に全力を挙げるべきであると考える。 さらに最近の少年犯罪の凶悪化や性倫理の崩壊で象徴されるように、わが国の伝統的な道徳倫理基盤が崩されつつある。 そこで93年に教育再建運動にも着手する一方、欠陥憲法である現行憲法を改正し、21世紀に対応できる真の国づくり、国際的道義国家の創建を掲げて勝共運動を展開してきた。 以上、国際勝共連合の36年の歴史は内外の共産主義との熾烈な思想戦であった。共産主義は「国際共産主義段階」(ソ連中心)から「国家共産主義段階」(中ソ対立以後)へと後退、さらに90年代のソ連・東欧圏の崩壊、中国の市場経済化によって国家体制としての共産主義は終焉したといえる。 しかし、世界的、国家的次元から追い出された共産主義は、家庭的次元に狙いを絞って集中攻撃を浴びせてきている。それが過激な性教育やジェンダーフリーで見られる今日の文化共産主義の特徴である。したがって、今後の勝共運動は世界、国家の安全保障と真の世界平和の構築は言うまでもないが、国内次元では「家庭の守護」に主軸を置いて総力を挙げて取り組まねばならないと考える。日本を取り巻く内外情勢は今後より一層の困難が予想される。勝共の使命も 未だ道半ばである。それゆえに本連合は今後ますます勝共国民運動に挺身していく決意である。 >>>2004年度運動方針
