思想新聞1999年1月5日号
救国の遺志を継承し立ち上がろう
勝共への誓い新たに
東京 有識者ら700人集う
久保木修己会長、どうか私たちを見守って下さい――。去る12月13日に67歳の生涯を閉じた、久保木修己・国際勝共連合、世界平和連合会長の生前を偲んで同月21日、東京千代田区の星陵会館で「お別れ会」が執り行われた。会には、久保木修己会長と生前親交のあった国会議員など、各界から有識者700人が参席した。大塚克己副会長は「久保木修己会長の『救国』の遺志を継いで、国難に臨む」と力強く挨拶、勝共運動の再出発となる厳粛なひとときとなった。 「このままでは国が危ない」と日本赤化を防ぐため、1968年に産声をあげた国際勝共連合は昨年4月で結成30周年を迎えた。また、冷戦崩壊後のさる96年には、久保木修己会長を中心に世界平和連合を創設し、両連合が車の両輪のごとくとなって、真の救国平和運動展開が期待されていた。そうした矢先での久保木修己会長の逝去は、全国の役員会員のみならず救国運動に携わってきた関係者にとっても、大きな衝撃となった。
そこで「久保木修己会長に安心していただくためにも、その遺志を継ぎ、21世紀に向けた運動に立ち上がろう」と、「お別れ会」が執り行われることとなった。
久保木修己会長はいつも私達の心と共にある
「お別れ会」の司会は、渡辺芳雄教育局長が務めた。はじめに、開会のあいさつに立った入江通雅・青山学院大名誉教授は、日本を国際共産主義から守った久保木修己会長の功績を讃えた。
つぎに、江利川安栄・前婦人局長が経歴を紹介。その後、ありし日の勇姿をまとめたビデオ「久保木修己・救国の軌跡」が上映され、その圧倒的な迫力と、深い熱情をもって語りかける生前の会長の姿に、会場全体が涙に包まれた。上映後、渡辺局長が感極まりながら、「われわれが私事を越えて国と世界を愛するとき、久保木修己会長はつねに私たちと共におられると確信する」と語り、ふたたび参加者の涙を誘った。
送辞では、杜元方・アジア太平洋民主連盟副秘書長、杉本儀一・杉本興業株式会社代表取締役社長、加藤栄一・世界平和教授アカデミー代表理事が述べた。その中で加藤氏は、「久保木修己会長の功績は、ポーランドを共産政権から解放し、ノーベル平和賞を受賞したワレサ前大統領と同等である」と賞賛のことばを送った。
国難解決に一層ご指導ご鞭撻を
続いて、中曽根康弘元首相や橋本龍太郎前首相、アジズ・シドキ元エジプト首相らの弔電が読み上げられた。また、金鐘泌・大韓民国自由民主連盟名誉総裁やストヤン・ガネフ元国連総会議長らから花輪も寄せられた。
久保木修己会長が作詞作曲した「愛の統一」が献歌された後、「お別れ会」実行委員会を代表して、大塚克己副会長は「久保木修己会長の遺志を継ぎ、勝共救国へ一層の前進をはかりたい。日本は今、このままでは衰退への坂道を転げ落ちる時にある。今後も御指導御鞭撻を願います」と締め括った。
最後に、久保木哲子夫人が参席者に御礼のことばを述べ、全員が霊前に献花して、おごそかに「お別れ会」を終えた。
会終了後も、全国から弔問客が訪れ思い思いに献花、久保木修己会長との別れを惜しんだ。久保木修己会長の遺影は生前とかわらず、雄々しくそして優しく微笑みかけていた。


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