思想新聞2001年8月1日
世界平和連合(FWP)長野県連合会はさる7月22日、長野市内のホテル・メトロポリタン長野において「日本の未来を拓く長野大会」を開催した。連日の猛暑の中、会場にはおよそ200人の聴衆が参加し、中島衛元衆議院議員(元科学技術庁長官)と、FWP国民運動本部長の講演に熱心に聴き入っていた。なお、併せて年次総会も行われた。
司会は北村和久・長野大会実行委員会幹事長が務め、開会に先立ってFWPの活動紹介ビデオ「世界平和への道」を上映。司会による開会の挨拶の後、主催者の挨拶は、上條啓介長野県連合会本部長が「急きょ、14日の日に中島先生に本日の講演のお願いにあがり、快く引き受けてくださった中島先生に、親心を感じました。おかげで今日の大会を行うことができ、先生に心より感謝を申し上げます」と挨拶した。当初、大塚会長を講師に企画した大会であったが、大塚会長がブラジルに行くことになり、講師を桧田仁・前衆議院議員にお願いしていたが、大会の約一週間前に急用のため来られなくなり、再度の講師の変更になった経緯を説明し、参加者に理解を求めた。
次に来賓紹介と挨拶があり、 この後、長野県連合会の年次総会が行われた。長野支部長の倉石邦男株式会社クライシ社長が議長を務めた。議事では2000年度から2001年度上半期の活動報告と2000年度の会計報告・活動計画及び予算案が審議・承認された。
続いて、記念講演会に入り、最初の講演「日本政治の目指すもの」と題して中島衛元科学技術庁長官が登壇。
中島氏は宮沢政権当時、科学技術庁長官だったが、社民党の出した内閣不信任決議案に国務大臣を辞して賛成し、その後自民党を離党して、細川内閣発足に参画した経緯を説明。当時が日本の政治変革の重要な局面だったと振り返った。しかし、羽田内閣の時に、社民党との政策を詰めすぎた結果、自社さ連立の村山内閣が誕生し、再び自民党が政権与党に立って現在に至っており、今日に連立政権が必ずしも日本にとってよい状態ではないと説明した。日本政治の目指す型としては政権交代可能な二大政党制であり、そのためには自民も民主も、左から右まで幅が広いので、再び政界再編を行うべきだと強調した。
さらに、2人目の講演「21世紀における我々の使命」と題してFWP国民運動本部長が登壇。スライドを使いながら、青少年犯罪が戦後第四ピークに入っていると、その増加と凶悪化を説明、その背景に現在の青少年を取り巻く社会環境と性情報の氾濫があり、さらに青少年の心の崩壊の原因は、家庭の崩壊にある、と説明した。家庭における母性父性の役割と重要性を説きながら、社会の基盤は、家庭であり、健全な家庭から健全な子どもが育つと、家庭の価値を熱心に訴えた。最後に平和は家庭から出発すると説明、21世紀の日本にとっては、国の基本理念に家庭の価値を置くべきであり、そのためには、青少年健全育成基本法の制定が必要であると訴え、講演を締めくくった。
最後に、柴田昌志長野大会実行委員長により大会決議案が採択、柴田委員長が謝辞を述べて大会を締めくくった。
引き続き、会場を移し和やかに懇親会が行われた。


コメント