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母の愛情で世界のために汗する国に IIFWP千葉創設大会開催

思想新聞2000年11月1日 IIFWP千葉創設大会

地方初の創設大会 大塚克己議長が記念講演

 世界平和超宗教超国家連合(IIFWP、菅原喜重郎・大塚克己共同議長)の千葉県連合会創設大会が10月24日、千葉市内のホテルで行われた。IIFWPは昨年2月、韓国・ソウルで創設された世界組織で、地域と世界の平和のために働く、組織と個人の広範な基盤を持つ学際的、超宗派的、国際的なネットワーク。7月の東京での日本創設大会以来、初めての地方組織設立となった同大会には、国会、県議会、市議会の議員をはじめ、大学教授、宗教家、女性指導者、青年学生指導者など、県内の各界を代表する約250人が参加した。

 大会ではまず、発起人代表の清水馨八郎・千葉大名誉教授が挨拶に立ち「今日なお、宗教、地域紛争があり、さらに青少年の倫理的退廃と家庭崩壊は深刻さを増している。過日のシドニーオリンピックにおいて、南北がおなじ旗の元で入場行進をした姿は感動的だった。本連合の創設者である文鮮明先生の理想を象徴する姿であった。地方で初めての千葉創設大会を成功させ、日本が世界のモデル国となれるよう頑張ろう」と述べ、今大会の意義を強調した。
 引き続き、来賓の紹介と代表の挨拶がなされ、その後同連合の大塚議長が基調講演を行った。
 大塚議長は「20世紀は革命と戦争の世紀であった。いまなお、世界には民族・宗教紛争によって多くの犠牲者がでている。さらに家庭崩壊と青少年問題は深刻の度をまし、特に日本の状況は看過できない。超少子化社会日本は、西暦3000年までには、人口ゼロになるというデーターがあるという。親になることを嫌う世代がでてきている。母性の崩壊と言っていい。自己中心的発想が日本人を蝕んでいる。家族の価値と奉仕の精神を啓発していかなければならない」と述べ、問題の本質を指摘した。さらに、「世界平和超宗教超国家連合(IIFWP)は世界平和のために全ての宗教、国家がその違いを越えて智恵を出し合って共通の価値観の確立のために共に協力していこうというもの。そのためには、その根底に怨讐を愛するというこころがなければならない。そして、地球規模の問題を扱いながらより本質的なアプローチをしていかねばならない。日本は母性的な国家として、母親のような愛情を持ち、世界のために汗する国民とならなければならない。競争において勝った方が豊かに、負けた方が惨めにという姿は20世紀の遺物としておいていこう。来る21世紀は共に生きる『共生』、共に栄える『共栄』の時代とならねばならない」と訴えた。
 続いて、千葉県連合会の共同議長に就任した福村保・元千葉大教授と星子孝光・世界平和宗教連合千葉県連合会長があいさつした。
 第二部では、IIFWPが8月に国連本部で主催した「アセンブリ2000――国連の刷新と平和文化の建設」で、同連合の創設者である文鮮明・世界平和連合総裁が行った基調講演「国連の刷新と平和文化の建設」が紹介され、その後、江畑春治・親業訓練協会常務理事と、渡辺芳雄・世界平和連合情宣局長がコメントした。
 江畑氏は真の愛についてコメントし「子供達の願いはみな『痛みを感ずる人、悲しみ、喜びを共感してくれる人に会いたい』というもの。まさに真の愛を求めている。問題を抱えている子供達にはまず、ひたすら聞いてあげることが必要。意見がましいことをいうよりは、共感的な理解をしてあげるということにつきる。思いやりが伝わり、心が和んでくる。そして信頼関係が深くなり本音で語りたくなる。本音で話ができるようになると『こんなことでお父さんお母さんに苦労をかけてはいけない』と思うようになり、自分で自分の問題を解決するようになってくる。そのためにはひたすら聞いてあげることがポイントである。真の愛は感じさせる愛情であり、家庭における教育も学校における教育も真の愛こそ最大の環境である」と指摘した。
 続いて渡辺氏は、「創設者文鮮明総裁のメッセージにおいて、国連刷新の必要性とその内容について三点にまとめられる。まずグローバル時代への対応、次に平和の理念と家庭の価値との関係、そして、愛の実践への呼びかけである」と解説。さらに、「今は内政不干渉の原則を越えた国連の新しい正義=世界が共有できる価値観の確立が強く要請されている時代であり、宗教指導者と政治指導者の協力体制が国連組織として要請される。それが宗教議会設置による、国連二院制提案である」とまとめた。
 質疑応答がなされて、第二部は終了した。引き続いて会場を変えて懇談会がなされ、参加者たちはみな、国の壁を超えて世界平和のために貢献することを誓い合い、盛会のうちに大会を閉幕した。

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