皇太后さまに1万2千人が最後の別れ
さる6月16日に薨去された皇太后さま(香淳皇后)の本葬にあたる「斂葬(れんそう)の儀」が七月二十五日、皇室行事として執り行われた。同日午前の「葬場殿の儀」では、森首相をはじめ国会議員、各界代表、各国駐日大使ら1063人が参列し、皇居正門から東京文京区の豊島岡墓地までの葬列には1万2千人が並び、皇太后さまに別れを告げた。
午前7時から皇居・宮殿で「殯宮(ひんきゅう)四十日祭・収斂葬当日殯宮祭の儀」が行われ、天皇・皇后両陛下や皇族方、親族らが宮殿「連翠」の殯宮で最後の拝礼。続く「轜車発引(じしゃはついん)の儀」で棺が轜車に移されて雅楽が奏される中、宮殿を出発、皇居から豊島岡墓地に向かった。
同墓地での「葬場殿の儀」は10時に始まり、卜部祭官長の祭詞の後、天皇陛下が拝礼し、「お慈しみの下にあったさりし日々を思い、寂寥は深く、追慕の念は止まるところを知りません」と弔辞にあたる「御誄」(おんるい)を述べられた。
続いて皇后さまはじめ皇族方の拝礼、森首相が「激動の時代に昭和天皇と苦楽を共にされお側にあってお支えになりました」と弔辞を述べた。
また同日午後は、東京都八王子市の武蔵野東稜(むさしののひがしのみささぎ)で、皇太后さまの棺が「石槨」(せっかく)と呼ばれる石室に埋葬される「稜所の儀」がしめやかに行われた。
天皇・皇后両陛下はじめ皇族方、親族など約110人が参列。午後7時には、天皇陛下が礼拝し「この稜を永久の御座所として静かにお鎮まりください」と弔辞を大和ことばで述べられた。


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