国際勝共連合 機関紙 思想新聞は創刊56年 最新の主張はこちらから

政令市議選で共産党120議席、第3党に 自民退潮、無所属が増加

思想新聞 1999年4月25日号 解説・統一地方選挙前半戦

勝共運動に後退許されず

 道府県議選でも躍進した共産党は、政令市議選挙でも議席を28伸ばして120議席とした。対する自民党は府県議選では過去最低の議席となり、退潮著しい。民主、公明両党も伸び悩んだ。共産党による深刻な地域浸透阻止のため、勝共国民運動のさらなる推進が求められる。

共産党以外の道府県議選議席、投票率ともに減も「無所属 隠れ自民」多し

 共産党の躍進と対照的に自民党の退潮が著しい。同党は、今回の都道府県議選で1,475人を立てたが、前回当選を16人下回る1,288議席で過去最低となった。改選時ではじつに134議席も下回ったことになる。
 得票数は前回の1,396万4,531票から132万票増の1,528万5,829票となったものの、得票率は38.3%から37.7%へ減少。
 全国的には1月の分裂知事選挙が響いた愛媛県で前回よりじつに15議席も減少。そのほか青森で7議席、埼玉で6議席、岡山で5議席減少した。
 この結果、自民党公認の当選者(東京・沖縄は自民党議員)が議会定数の過半数を下回ったのは、北海道、青森、岩手、宮城、埼玉、東京、神奈川、石川、福井、長野、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、鳥取、愛媛、高知、福岡、大分、沖縄など24都道府県(前回比11増)に上った。
 民主党は改選時から微増の170議席となり第2党は保った。しかし北海道25議席、神奈川23議席はじめ愛知、大阪、兵庫で2ケタの議席を獲得したように、都市部では強いが全国的基盤は整っていない。253人しか擁立できなったことからも、このことがうかがえる。
 公明党は前回当選から6人微増して166議席。しかし3議席をおとし、前回とちがい「勝率十割」はならなかった。
 また統一地方選挙初挑戦の自由党も20人が当選しほぼ改選並みとなった。しかし16議席が小沢党首が地盤とする岩手からで、地方レベルでは全国政党とはいいがたい。
 社民党はまさに惨敗の感ありで、旧社会党から多くの現職が民主党などに移るなど前回候補者の約3分の1の136人しか擁立できなった。当選者も94人で、前回は議席、得票率とも第2党を維持していたが、今選挙では第5党に転落。あと数回の選挙で「消滅」を指摘する声もある。
 一方、無所属の当選者は698人で、青森の18人増はじめ、愛知17増、愛媛15増など全国26府県で増加した。無所属は全議席の26.2%を占めるが、「隠れ政党」議員も少なくない。政党から推薦または支持を受けていない「純粋無所属」は約半分の360人にすぎず、残り半分は政党と何らかのつながりを持つ。
 とりわけ自民党から単独の推薦・支持を受けているのは130人と圧倒的で、民主党単独の推薦・支持は58人となっている。

政令市議選の結果共産党が第3党に、議案提案権も8自治体に拡大

 共産党が重要な位置づけを行ってきた政令市議選でも、前回92議席を28も上回る120議席を獲得し、同党の「一人勝ち」となった。
 得票数は前回74万746票から109万2,286票へ。得票率も15.6%で前回(11.9%)を上回り、自民、公明に次いで民主党を抜いて第3党になった。
 全国的には、過去最高議席を獲得したのは札幌の11議席はじめ、仙台市7議席、川崎市14議席、名古屋市10議席、神戸市13議席、京都13議席、福岡市7議席となった。議案提出権は、千葉、川崎、京都、大阪、神戸、北九州とあらたに札幌、名古屋と8自治体に増えた。
 とくに川崎市では、9議席から全員当選の14議席で議会第2党に躍進した。
 さらにトップ当選した選挙区は大阪市3、神戸市2、札幌市1の計6選挙区で前回選挙の3倍増となった。
 これに対し自民党は233議席と前回より7議席減らした。得票数は182万7、743票から17万7,000票増の199万5,682票と増加したものの、得票率ではやはり29.4%から28.6%に減少している。広島市で6減、仙台で5減で第3党に転落したのが響いている。
 公明党は前回より6人多い134人を擁立したが、2議席落選しこちらも「全員当選」はならず。民主党はほぼ現状維持の114議席。社民党は現有議席を3分の1に減らす15議席となり、得票率1.9%は前回に比べ10%以上の減少だ。
 このように、今回の統一地方選前半戦は、共産党の「一人勝ち」だった。「君主制廃止」を明記する憲法草案を捨てず、「日米安保条約の破棄」も連立目当ての凍結にすぎない共産党の議席伸張は、看過できない事態だ。共産党をはじめとする国内共産勢力の根絶に全力を挙げて取り組めば、必ず成果は上がる。(関連記事)今後の勝共運動の継続展開が重要となる。

赤旗0412.jpg (87948 バイト)
共産党躍進を伝える「しんぶん赤旗」(4月12日付)

44道府県議選の党派別得票数

 今回
得票数
得票率(%)前回
得票数
得票率(%)
共産党427911010.524615636.8
自民党1528582937.71396453138.3
民主党32561278.0――――
公明党27156466.724332126.7
社民党13712943.4416407111.4
自由党3359111.8――――
さきがけ231740.11631710.4
諸 派11400932.835663779.8
無所属1218685530.0967292126.6
合 計40594039 36425849 

11政令都市の党派別得票数

 今回
得票数
得票率(%)前回
得票数
得票率(%)
共産党109228615.674074611.9
自民党199568228.6182774329.4
公明党114393716.4103097916.6
民主党108235515.5――――
社民党1345131.979105512.7
自由党478420.7――――
さきがけ00.0537660.9
諸 派3982855.798532915.9
無所属108841215.677936912.6
合 計6983312 6208991 

コメント

タイトルとURLをコピーしました