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北朝鮮にどう臨むべきか 勝共連合の見解

思想新聞 1999年7月5日号

国際勝共連合情宣局

ポスト冷戦時代における勝共姿勢

 ポスト冷戦時代の世界の最大の火薬庫とされる韓半島。その火種である北朝鮮に対してわれわれはどう臨んでいくべきだろうか。
 勝共運動は1968年に運動をスタートさせて以来、共産主義問題に対する明確な原則を持ってきた。それは 1.防備 2.解放 3.統一の三段階を通じて共産主義問題を解決していくという大原則である。韓半島問題においてもこの三段階原則が適用されるだろう。

第一段階・防備が大前提になる

 第一段階は、共産主義の侵略・浸透から自由陣営を「防備」することでこれが大前提になる。
 共産主義勢力は間接侵略(思想戦など)と直接侵略(武力戦)の二つの面から侵略を企てようとしており、したがって前者に対しては勝共思想による思想武装、さらにはスパイ防止法など法整備による防備体制の確立を図らねばならない。また後者に対しては確固たる防衛力を維持し安保体制を構築しておかねばならない。
 冷戦時代は国際共産主義の攻勢が世界的に繰り広げられていたので「防備」が第一義的な課題となった。しかし、防備だけでは「反共」にとどまり共産主義問題の真の解決には至らない。
 そこで、勝共の目的を達成するには次なる「解放」の第二段階に移行していく必要がある。
 ソ連・東欧圏を崩壊に導いた世界的な勝共運動こそまさにそれで、とりわけ90年以降は「解放」を最大の課題として取り組まれている。つまり、思想的・経済的支援などを駆使して共産主義を解放し、さらに共産主義の復活を許さず、自由化を実現していく運動がそれである。
 こうした基盤のうえで次の「統一」へと移行することが可能となる。欧州では冷戦後、統一ヨーロッパが生まれ、東欧圏を包含しつつ新たな共同体づくりが進行しているところである。

 解放・統一を視野に入れ総合戦略を

 こうした三段階で韓半島においても共産主義問題の解決をはかっていくべきだろう。したがって、防備・解放・統一といった段階を踏んだ対北朝鮮政策の確立が必要となってくる。
 その大前提となる第一段階は防備で、これには韓国のみならず米国、日本の三国連帯が不可欠となる。しかし防備だけでは真の平和実現はない。
 そこで防備を固めたうえで、解放へと移っていくべきだ。これには民間交流や経済交流などで北に開放政策をうながすことが重要で、金大中政権の「太陽政策」は北に解放の前提となる「開放政策」を促す政策と位置付けられよう。
 北の開放化を基盤に解放へと進むことができれば、南北統一を視野に入れた新たな次元へと移っていくことになる。むろん北朝鮮の軍事攻勢が続いている現在、防備がすべての対北朝鮮政策の前提となっていることはいうまでもない。 

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