思想新聞2000年 12月1日 福岡大会
大統領選機に米国の衰退を懸念
21世紀まで40日と迫った11月後半の週末、大塚会長をスピーカーに迎えて18日に大分県連合会の設立大会、19日に設立四周年を迎えた福岡県連合会による福岡大会が行われた。
このうち、福岡大会は11月19日、韓国との縁の深い福岡市中央埠頭の福岡港国際ターミナル大ホールにおいて、1000人近くの参加者を集め、盛大に開催された。

福岡大会ではまず、FWP紹介ビデオ「世界平和への道」が上映され、司会による開会宣言と国歌斉唱の後、主催者を代表して副議長の林正徳・九州大学名誉教授が「世界も日本も難局の折り、大塚会長をお迎えして大会を開けるのは大変有意義なこと。今日の講演をよく聴いて今後、一段と精進をしてFWPの運動の実りがあることを願う」と挨拶した。

引き続き来賓として駆けつけた地元政治家が挨拶。初めに西田藤二・前福岡市議会議員が「この施設は福岡市が造り、釜山│福岡を結ぶ船がここから出ており、福岡の海の玄関口。その意味で現在、日韓トンネルなどが急浮上している折り、福岡でこうした大会ができることは本当に喜ばしい」と語った。続いて内田壮平福岡県議会議員が。「身を浅く思い、世を深く思うという言葉があるが、今の国政を見るとどうも反対のようで身を殺してでも国や党のためという姿勢があるのかと首を傾げたくなる。また、FWPの方々には青少年の健全育成に関しご厚誼いただいてきた。先日訪韓した際、元国会議長の韓日友好協会会長にお会いし南北統一問題について話を伺ったが、統一は金正日偶像化の雰囲気がある限り難しいのではと話していた。今日は大塚会長からそのような話が聞けるものと思う」と挨拶した。
地元国会議員などからの祝電が披露され、「南北統一と日本の使命」と題し大塚克己会長による記念講演が行われた。

大塚会長は初めに、米国の大統領選挙に触れ、「世界最高で最先端の技術を持つ米国のリーダーを選ぶ開票で、『手作業』という集計方法の古さに驚いた。それより危惧するのは、敗北した候補が裁判に訴えるかだ。米国民主主義の根底は、なぜ投票で選ぶかというと、神の意思、つまり天意とは人々の口を通じて民意として現れるという考え方だ。負けた側が勝った方を天意として潔くその権威に従うというのが米国の美しい心情的、精神的な伝統。それは日本にもあるが、結果に従い協力するのが社会の安定化につながる。一般的に、民主主義の《後進国》とされる国であるほど、負けた側が敗北を認めないと見なされる。それが今回の騒動では民主主義のリーダーである米国に起きた。はっきりしたのは、米国の国運が傾きつつあり、民主主義システムに対する不信が根づいてしまった」と「米国の世紀」の終焉を示唆した。
次に、世界の注目が集まった韓半島の南北統一問題に言及。「武力統一から競争統一という試みが挫折し、今や最終的には文鮮明FWP総裁が提唱する《愛の統一》以外に解決できない。それを裏づける太陽政策は莫大なコストが必要。それをサポートするのが日本の生き残る道。その具体案が日韓トンネル。現在、船で韓国を結ぶ福岡は、トンネルの実現で陸続きになる。そのためにも韓国語を学習する運動を起こそう」と強調した。
最後に、会長は青少年健全育成法制定運動に触れ、日本の若者に蔓延する「自己決定」思想に警鐘を鳴らして、講演を締めくくった。
講演後、会長に花束が贈られ、新役員に委嘱状が会長から手渡された。
最後に、閉会の辞として池口好行・北福岡本部長が挨拶し、万歳三唱で熱気あふれる大会の幕を閉じた。


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