思想新聞 2000年2月15日号
大塚会長が「新勝共宣言」を強調
世界平和連合大阪府連合会 新春大会を開催
共産党から大阪を守った── 2000年最初の大型選挙となった大阪府知事選挙で共産党は「革新府政の再来」をもくろんで全国動員の選挙戦を展開した。だが、大阪府民は共産党にノーを突きつけた。それに先だって世界平和連合大阪府連合会は新春役員・支部代表者大会を開催し、共産勢力と徹底的に戦うことを誓い合った。

世界平和連合大阪府連合会は1月30日、大阪市内で新春役員・支部代表者大会を開催し、約250人の役員らが参加した。
はじめに新作ビデオ「世界平和への道」が上映された。主催者を代表して、佐野邦雄・府連合会本部長が「新しい2000年を迎えたが、大阪での日本共産党の躍進や青少年犯罪の凶悪化など、難問が山積している。こうした諸々の問題を解決するのが、われわれの活動の使命である。大塚会長の講演を通して今後の活動の指針としたい」と挨拶した。
このあと大塚会長が、登壇し「新世紀を考える」をテーマに記念講演を行った。大会では、共産勢力の躍進を大阪から阻止し根絶しようと、さらなる運動の推進を誓い合った。
とりわけ啓蒙運動に力を注ぎ、すでに展開していた号外配布を全府下で一層幅広く推進していくことを決めた。
愛国の精神で運動推進誓い新たに2000年出発
大阪で開かれた新春大会の講演のなかで大塚会長は、新ミレニアムの出発にあたり、歴史を振り返って文明の流れから見た日本の進路を示唆した。大塚会長は、古代エジプトに端を発する文明が、西回りで太平洋を越えて日本を舞台に開花したことで「まさに20世紀はアメリカの世紀でもあり、日本の世紀でもあった」と指摘。
「この流れは日本に留まることなく、韓半島から中国へと伝わっていくことが必至であり、21世紀はアジアの世紀となる」と語った。また、共産主義の最大の問題点は「宇宙の究極存在を物質ととらえたため、人間をサルの延長であるとして1億6千万もの人々が犠牲になった」と述べた。
日本で共産主義的思考が各界各層に浸透している現状に対して、「次の選挙でも共産党は間違いなく票を伸ばすだろう。共産党の進展を絶対に許してはならない。共産党は綱領から革命論を捨てていない。共産主義の恐ろしさに対する無知や、警戒心がなくなったことに対して警鐘を乱打して、愛国の精神をもって新・勝共運動を展開したい」と新しい勝共運動の推進を宣言した。
また、環境問題などの解決には「地球を故郷化する運動が必要になる。日本は母性国家であり、世界に対して母親の心情で援助の手を差し伸べる時が来た。時代の混乱を収拾するには対立ではなく、母性的な和合・調和、包容・包摂といった解決法が必要になる」と日本の果たすべき役割を説いた。
講演後、大塚会長に府連合会から靴が贈呈された。高槻市内で靴店を経営している大持賢二氏が「この靴をはいて、全国を講演して歩いてください」と大塚会長に手渡すと、会場から盛大な拍手がわいた。
引き続き、これまでの府連合会の活動に対して、大塚会長から佐野本部長に表彰状が授与された。また、新たに選任された府連合会本部役員に、大塚会長から委嘱状が授与された。
中井喜代治・代表理事から、今年度の活動の指針として、 1.韓半島の南北統一に寄与 2.共産主義思想の根絶 3.青少年問題の解決― が発表された。府連合会では昨年10月に大塚会長を迎えて1,200人大会を開催し、1万2千人の会員署名を達成している。昨年11月に実施した韓国・板門店視察ツアー「第1回国際安全保障セミナー」が好評だったため、第2回安保セミナーを3月19日から21日にかけて開催する。次期総選挙における共産党の議席増加阻止に向けて、ビラ配布を継続する。
高岡博事務局長が総括と万歳三唱を行い、大会を終了した。このあと、府本部役員会議が行われた。

=2月6日、大阪市の選挙事務所(産経)
大阪府知事選
「共産府政」の野望を挫く太田氏、共産候補を破り当選
横山ノック前知事のセクハラ事件による突然の辞任にともなう大阪府知事選挙は2月6日に投票が行われ、自自公や民主党が推す元通産省官房審議官の太田房江氏が約130万票を獲得し、共産党府政の樹立をもくろむ共産党推薦の関西大学名誉教授の鯵坂真氏に30万票の大差をつけて初当選した。
今回の大阪府知事選で最も注目されたのは共産党単独推薦候補によって大阪府政が奪われないかということだった。96年の衆院選以来、躍進を続けてきた共産党は今回の府知事選と同じく6日に投票が行われた京都市長選を「勝てる選挙」と位置づけ、最終盤まで不破哲三委員長、志位和夫書記長が大阪、京都入りするなど「総力戦」(毎日新聞2月7日付)を展開した。
共産党は大阪府、京都市ともかつて「革新自治体」だった経験を背景に「共産大阪府政」「共産京都市政」を樹立し、今年中に行われる総選挙に弾みをつける絶好の機会として全国動員をかけるすさまじい選挙運動を展開した。
とりわけ異常国会と選挙戦を連動させ自自公批判を徹底する一方、徳島市での吉野川可動堰反対の住民投票を追い風に「開発至上主義」を批判し、浮動票獲得に躍起となった。
これに対して自自公の与党三党と野党・民主党は太田氏を推薦したものの、自民党は中央と大阪府連が分裂。また国会の全面対決がたたって民主党は選挙戦から“脱落”。きわめて危機的な選挙となった。
しかし、終盤になって危機感を抱いた良識ある大阪府民が結集し、共産府政実現の悪夢を回避した。
しかし、共産党候補の獲得した100万票は今後も油断ならない。共産党は95年府知事選では57万票、96年衆院選では67万票、98年参院選では77万票、99年府知事選では92万票、そして今回はは100万票という具合に10万票づつ上乗せしている。共産党への警戒は決して怠れない。
大阪で号外ビラを全戸配布共産党の正体がわかった!
大反響に大慌ての共産党不破委員長が本連合を誹謗・中傷

いまこそ共産党の正体を府民に知ってもらおう── 国際勝共連合大阪府本部は2000年の年明けから約1カ月間、府下一円で思想新聞の号外ビラを配布し、啓蒙運動を展開した。
大阪では府知事選挙を控えて共産党は「共産府政」樹立のチャンス到来と昨年末以来、府下で執拗に宣伝活動を繰り広げていた。
このため「このままでは共産党の主張が正当のように思われかねない。共産党の正体を府民に正しく伝える必要がある」(堺市民)「共産党は大阪を革命の砦にしようとしている。このまま放置できない」(高槻市民)といった内容の訴えが電話やインターネットで中央本部や大阪府本部に多数寄せられた。
本連合では一昨年以来、何度も号外ビラを配布し、啓蒙運動に当たってきたが、今年も年明けから着手することに決め、号外ビラを一斉配布。大阪府本部では役員・会員らが仕事の合間や休日を利用して大阪府下の全戸に配布。府民に共産党への警戒を喚起した。
号外ビラへの反響はきわめて大きく、「こういうビラを待っていた」(西淀川区の市民)「共産党の市会議員が熱心なので、共産党を支持してきたが、号外ビラに書かれていることが本当なら考え直さなければならない」(東大阪市民)といった電話が中央本部に相次いだ。
その一方で「どこから金をもらっているのだ」とか「こんな宣伝をされたらこまる」といった共産党員らしい人物からの電話も度々あった。本連合のホームページには府民から多数のメッセージが寄せられたが、大半は激励の便りだった。
この号外ビラの反響の大きさに、大慌てなのが共産党。府知事選の投票日前日の2月6日に大阪入りした不破委員長は、梅田駅前や各地の繁華街で講演したが、その中で「反共攻撃が熾烈」と本連合を誹謗中傷する演説を繰り広げた。
不破委員長は本連合のビラについては一切反論せず、選挙終盤戦に配布されたとする「反共ビラ」を取り上げて、「国際勝共連合が書き、創価学会がまいた」などとまったく謂われのない中傷演説を展開した。
さらに不破委員長は一昨年12月に配布した思想新聞の号外ビラの実物まで持ち出して、「(自自公だけでなく)勝共連合までの『相乗り』で大阪府政をのっとろうしている」(『赤旗』2月6日付)などと述べた。
選挙で大阪府民は共産党にノーを突きつけた。共産党は本連合が号外ビラで指摘した政策問題について真摯に答えるべきだろう。


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