【思想新聞2004年5月1日号】全国の活動
地元役員・会員ら180人が結集
世界平和連合(FWP)千葉県連合会は去る4月11日、千葉県柏市内のプラザヘイアン柏において「日本の未来を拓く千葉県東葛大会」を開催した。当日は東葛地区の約180人の会員らが参加して東葛総支部設立大会となり、FWP本部から渡辺芳雄事務総長を迎え記念講演が行われた。
司会の開会宣言、国歌斉唱に続き、世話人を代表して東邦大学名誉教授の滝本道明氏が「一度は全てのことから身を引くことを決意したが、現在の情けない日本の姿を少しでも良くしていくことが、私の余生の過ごし方だと考えた。多くの人のご協力をお願いしたい」と挨拶した。
その後、支部設立の為の議事が行われ、満場の拍手で規約案、運動方針案、役員案が承認され、既に設立されていた松戸、柏などの六支部を統括する立場で東葛総支部が設立された。総支部長には滝本道明氏が、幹事長には元松戸市議で(株)ユーテック社長の鈴木雄三氏が就任し、幹事として6支部の支部長、幹事長はじめ主だった会員が選ばれ、今後の運営に当たることになった。
第二部記念講演に先立ち会員の子供たちによる「天父報恩鼓」が披露された後、FWP紹介ビデオ『世界平和への道』が上映された。続いて、渡辺事務総長から新任役員を代表して滝本総支部長に委嘱状が授与された。
滝本総支部長は新任の挨拶で「男らしさ・女らしさを否定するジェンダーフリーの問題を亡国の思想として、これに正面から取り組む」と宣言し、また「『東の渋谷』と呼ばれ治安の悪化が指摘されている柏の現状を看過できない。家庭と社会を少しでも良くしていくことが総支部長としての使命である」と力強く決意を述べた。
来賓紹介の後、来賓を代表し田中由夫・千葉県議が挨拶を行った。田中県議は「東葛の地にも多くの良識ある方々がたくさんおられることを心強く感ずる。千葉県にふさわしい日本の伝統と文化に即した法案を立てるためにも多くの方の協力をお願いしたい」と述べた。
続いて、渡辺事務総長が登壇し「激動する国際情勢と世界平和への道」と題して講演した。
まず渡辺事務総長は3月22日に行われた「救国救世全国総決起大会」で中曽根康弘元首相が「日本は新憲法で21世紀の国家像をつくる。政治家には歴史観と宗教性が必要」と語った話や福岡地裁の判決で再燃した靖国参拝問題、イラク戦争の背景、日本人拉致問題や北朝鮮の問題など多岐にわたり熱弁を振るった。
渡辺事務総長は「これらの問題を解決できない原因が国連にある」と指摘し、宗教同士の問題を解決できるような「超宗教議会」の設置の必要性を訴えた。
最後に、ジェンダーフリー問題に触れ、「国連でジェンダーを叫び男女の性差を否定するラディカルな勢力の存在が大きな影響を与えている」とし、かつてレーガン政権下で補佐官を務めたP・フェイガン氏の「世界は岐路に立たされている」という言葉を引用し、「一つは、性欲の行使を結婚と家庭に限定する道。もう一つは、それから解放する道。つまり家庭を大切にするのか、それを破壊しようとするのかが問われており、全ての宗教の枠を超えて超越した存在・神のもとで願われる家庭像を平和の理念として国連が掲げるようにならなければならない」と指摘し、「家庭像を含まない日本国憲法にもそうした理念を盛り込んでいかなければならない」と訴え、講演を締めくくった。
講演終了後、我孫子支部の安藤賢二幹事長の音頭で万歳三唱が行われ、盛会のうちに会を閉じた。懇親会で鈴木幹事長が活動の抱負を力強く述べた。
渡辺事務総長の記念講演に先立ち、東葛総支部発足に伴う役員たちが事務総長を囲み記念撮影(4月11日、プラザヘイアン柏=柏市)
渡辺事務総長の講演に聴き入る参加者たち
名古屋で時局講演会愛知県連合会
渡辺事務総長 日本の進路語る
世界平和連合(FWP)愛知県連合会名古屋婦人部では4月12日、名古屋市内の同連合会事務局会議室で「FWP時局講演会」を開催し、会員ら15人が参加した。渡辺芳雄事務総長が「内外情勢と日本の進路」をテーマに講演した。
佐々木文志事務局長の開会の挨拶に続いて、渡辺事務総長の講演となった=写真。
渡辺事務総長はまず九州などの宗教者・市民ら211人が小泉首相の靖国神社参拝に対して、首相と国に損害賠償を求めた訴訟で福岡地裁は4月7日、違憲とする判決を言い渡したことに触れ、賠償請求は「原告の信教の自由を侵害したとはいえない。参拝で憤りなどを抱いても、賠償の対象となる法的利益の侵害ではなく、不法行為は成立しない、として却下した。原告側の敗訴であるが、判決が結論と直接関係のない暴論で違憲の見解を示しており、一言で言えば、今回の判決はイデオロギー色の濃い偏向判決だ。福岡地裁の亀川清長裁判長の背景を調査する必要がある」と指摘した。
また、イラクで日本人三人が武装グループに拉致されたことに言及し、「三人の安全確保が最優先課題だが、犯行組織の要求を受け入れれば、テロに屈することになる」と述べ、かつて日本政府が苦い経験をしたダッカ事件を検証しながら、結論として「靖国、宗教と政治、自衛隊、これらの問題は憲法改正しなければスッキリしない」と断じた。
最後に、渡辺事務総長は4月15日に行われる韓国総選挙に関連して「韓国では世代間のギャップが大きい。若い世代は在韓米軍がいるから南北統一が出来ないと米軍を敵視する傾向が強くなっている。これは北朝鮮の主体思想の自主統一のためには米軍撤退という考えが北朝鮮の工作員によって思想的に間接侵略を受けている」と韓国の状況に危惧の念を表し、「従って、少数与党のウリ党が大幅に議席を伸ばす可能性が高い」とし、「本来ならば、日韓米が結束することが北朝鮮に対する良策であり、北朝鮮にビジョンを示し、ソフトランディングさせなければならず、日本は国家としてどうあるべきかが問われる」と語り、講演を締めくくった。
閉会の挨拶を浅見法子・名古屋婦人部長が述べた後、渡辺事務総長を囲み昼食会を行った。参加者は「テレビのニュースや新聞ではよく分からない内容を聞くことが出来て、FWP名古屋婦人部の使命を強く感じた」と意見を交わしていた。
有害環境から青少年を守れ!街頭演説・署名活動に奮闘 北愛知
有害環境から子供たちを守ろうと、世界平和連合(FWP)愛知県連合会北愛知地区本部の壮年有志・22人が、4月11日の午後、名古屋市名東区内で街頭演説と署名活動を行った。
遊説では「最近多発する犯罪被害や有害環境から子供たちを守るため、青少年健全育成法などの法整備をはじめ、子供たちの夢を育てる社会を創ろう」と訴えた。
さらに、会員らは「歪んだ性や暴力に満ちあふれる有害環境から子供たちを守るために、大人が自覚と責任を持って社会を整備しなければならない」「大人社会の欲望と利便性を追求するあまり、青少年に対し配慮に欠けた社会となっている」となどを強調しながら、通行中の人々へ署名への協力を呼びかけた。
当日は短時間の活動にもかかわらず、壮年会員らの正義を守る熱い心情が伝わったせいか、319人の尊い署名が集まったが、約70%が女性だった。参加した会員は、「男性にも強い関心をもってもらえるよう、さらに熱く運動を展開したい」と決意を固めていた。
「氾濫する有害環境から子供たちを守ることは大人の責務」と街頭でアピール〈=上〉、300人以上が署名に協力〈=下〉(4月11日、名古屋市)
新宿で平和大使セミナー開催 中央東京渡辺事務総長が講演
世界平和連合(FWP)東京都連合会中央東京本部は四月四日、世界平和超宗教超国家連合(IIFWP)中央東京支部と共催で、新宿区大久保のペアーレ新宿で「平和大使セミナー」を開催し、平和大使ら約40名が参加した。講師はIIFWP理事も務める渡辺芳雄FWP事務総長が、「世界平和のビジョンと平和大使の役割」と題して講演した。
司会は甲斐野栄一FWP新宿支部長が行い、IIFWPの活動を紹介するビデオ上映の後、山川都大(くにお)中央東京副本部長が主催者挨拶を行った。山川副本部長は「9・11の出来事以降、世界の情勢は一変し、特に中東、韓半島の問題が大きなキーポイントになっている。今まで多くの世界平和を願う人たちや団体が登場してきたが、一民族、一国家のエゴを超えることができず、混迷状態が続いている。真の世界平和ということを考えて、一人一人が平和大使としての責任と自覚をもって活動することが必要だ。今回のセミナーがその機会となることを望む」とセミナーの目的を述べた。
来賓の挨拶に続き、渡辺事務総長の講演となった。まず渡辺事務総長は冷戦後の米国の新保守グループ(ネオコン)を背景とする世界秩序の構築と中東和平への世界政策について解説し、「北朝鮮は今も『先軍体制』を敷いており、軍事優先で、米国と戦争中との自己認識をもっていることを理解せずに、その意図を理解することはできない」と分析した。
また、「二国間協議が北朝鮮の路線であったが、昨年8月に六カ国協議に応じたのは、北朝鮮が、限界状況にきていることを示している。日本も日韓米の結束を守る為の努力をし、北朝鮮の『先軍体制』を解いていかなければならない」と指摘し、この点からみて「今一番の懸念される問題は、韓国の若い世代が米国を最大の脅威だと感じている点だ。北朝鮮を最大の脅威とみる五十代以上との意識のギャップがあり、北朝鮮につけ入るスキをあたえている」と述べた。
さらに、渡辺事務総長は「国連は今までの国家利己主義から離脱し、宗教を認めた理念の共有が必要とする時を迎えている」とし、「国連自体の中に、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の問題を中心に、全世界の宗教の対立を克服できる場が必要」と指摘し、「昨年十月に文鮮明総裁の提唱で、超宗教超国家平和協議会(IIPC)が宗教間の調和と和解の為に創設された」と明言した。
最後に「国連事務局は人権問題、男女平等問題に関しては全く共産主義、唯物論だ。最たるものがジェンダーフリーだ。家庭を崩壊させようとしている。家庭の価値を強調し子供たちを守ろう」と述べ、講演を締めくくった。
講演終了後、新たに十人が平和大使に任命され、渡辺事務総長から任命状が授与された。FWP中央東京本部は、これまで「ミレニアムセミナー」を十三回開催してきたが、今後は「平和大使セミナー」として、7月4日、11月28日に開催する予定が報告され、東城一夫FWP中野支部長の閉会の挨拶で会を閉じた。
平和大使セミナーには40人が参加した(4月4日、東京・新宿区新大久保、ペアーレ新宿)
八王子で日韓トンネル勉強会 多摩東京
FWP東京都連合会多摩東京本部では4月17日、八王子市内のクリエイトホールの学習室で「国際ハイウェイプロジェクト(日韓トンネルの現状)」について勉強会を開催し、会員ら約40人が参加した。
最初に主催者を代表して東京都連合会の理事で地元世話人の片山勲氏が挨拶を述べた後、「国際ハイウェイ・日韓トンネルプロジェクト」の構想をビデオで鑑賞し、パソコンのプレゼンテーションソフトによるスライドを用いて、「国際ハイウェイプロジェクト・日韓トンネルの現状とこれからの展望」について、具体的例として青函トンネルやドーバー海峡のユーロトンネルの建設との比較を考察しながら、プロジェクトの意義や展望、問題点などを学んだ。
最後に近藤充・八王子市議が「このプロジェクトは夢のような大きな話だが、これからは間違いなく国を越えて行く時代。そうした認識でこのプロジェクトを肝に銘じておかないといけないと思う」と感想を述べた。


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