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カトリック大司教の結婚

思想新聞2001年6月15日号 NEWSSCOPE

文鮮明総裁の助言と支援

真の家庭は宗教の基礎、宗教調和の基礎

 「カトリック大司教が韓国人女性と結婚」というニュースが、さる5月29日、読売、産経、毎日などの新聞各紙、そしてテレビで報道された。5月27日ニューヨークで行われた文鮮明師による祝福合同結婚式に、ローマ・カトリック教会のエマニュエル・ミリンゴ大司教(71)が参加し、韓国人女性(43)と結婚したのである。キリスト教会の中でも、聖職者すべてに独身であることを求めるのはローマ・カトリック教会だけである。それも大司教の立場は、ローマ法王が直接任命する高位の位階である為、ローマ・カトリック教会のみならず、キリスト教界全体に大きな衝撃が走った。

 エマニュエル・ミリンゴ大司教は、去る二月末から四月半ばまでの文鮮明師による全米五十州縦断講演会、「We Will Stand」ラリーに随行し、アメリカにおける家庭再建運動に参加していた。結婚式に参加する前日に発表された「声明」(要旨)を紹介してみたい。大司教の本意と文鮮明総裁の平和理念の理解に役立つと思われる。

ミリンゴ大司教の声明

「私はただ主イエス・キリストにのみ従い、多くの祈祷と断食の日々の後に、この一歩を踏み出すのです。独身の司祭として、結婚は私の心から最も遠くにあることでした。私がこの予期せぬ大胆な一歩を踏み出すのは、ただイエスの命令と、文鮮明師ご夫妻の助言と支援によるものです。私の未来の花嫁と私の要請により、文師ご夫妻が祝福式の主礼を務め、さまざまな教派の聖職者達と共に、私達の誓いを執行し、私達の結合を聖化することとなります。結婚の祝福を受けるようにという主の命令を重んじたのは、以下の理由によるものです。
 創世記第一章二七節には『神はご自分の形に人を創造された。神にかたどって創造された。男と女とに創造された…』と述べており、私達の主はこの聖書の言葉を、『あなた達は読んだことがないのか。創造主ははじめから人を男と女とにお作りになった。…それゆえ、人は父母を離れてその妻と結ばれ、二人は一体となる。…神が結びあわせてくださったものを、人は離してはならない』(マタイ19:4-7)といって承認しておられます。主は、結婚そのものが神の創造の目的の成就である、即ち、神のかたちは男性と女性であるため、私達はカップルとしてのみ、神の性質を完全に反映することができる、と私達に語っておられるのです。神はアダムをお造りになった後に、『人が一人でいるのは良くない』(創世記2:18)といわれました。神の彼等に対する最初の命令は、『生めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ』(創世記1:28)というものでした。
 しかしながら、司祭の独身の誓いは神の摂理において深遠なる意味がありました。私達の最初の先祖は、禁断の木の実を取って食べることによって神にそむきました。彼等の結婚及び家庭生活は神となんの関係もなくなりました。人類はこれら堕落した父母の罪深い血統を受け継いでいます。このように最初から男女の愛が偽りのものとなってしまったがゆえに、神に使える完全な献身の道は、そのような人間の欲望を犠牲にすることを私達に要求してきたのです。
 しかし、信仰深い男女の合一は三位一体の真なる反映であることを、神は私に示してくださいました。ちょうど父なる神がイエスと聖霊と一つであり、その神秘的合一の中に現れるように、私達の天の父は男女の結婚の交わりにおける合一の中に、完全に現れることができるのです。結婚という召命とその本来の聖なる目的は、徐々に復活してきました。キリスト教の第二千年紀が終わった時、教会の中の多くの人々が独身生活の犠牲はその目的を全うしたと悟りました。私達は、すべての男性と女性が神のかたちを反映するという本来の目的を成就するよう召命されている時代に入ったのです。
 私は祈ります。私が結婚と家庭にたいする神の理想を受け入れたことが、私が主の導きと自己の良心の声に従う決心をしたことが、そしてアフリカと世界の救いに対する私の献身が、信仰深い人々の心に触れ、教会が新しい千年紀に入るに際して、目覚ましの役割を果たすようにと。
 私が改宗したとか、コントロールされていると信じるものもいることでしょう。しかし、私は保障します。私の決断が私自身のものであることを。私はまず第一に主イエス・キリストに対して従順なのです。全人類に普遍的な家庭理想を掲げる上で、文師ご夫妻は一度たりとも私のカトリックの信仰を否定あるいは放棄することを求めませんでした。私は、神を中心とする結婚と家庭を築くために神が彼等に与えられた特別な使命を尊重するがゆえに、父母なる文師ご夫妻に私の結婚を取り決め、聖化してくれるよう依頼したのです。
 私は多くの時間をかけて文師夫妻のことについてイエスに祈ってきました。すると主は、真の父母の資格によって、あらゆる信仰を持つ人々の間に愛ある神中心の家庭を築くという彼等の特別な勤めを理解し、尊敬するよう指導されました。私をご自身の教会とご自身の民に奉仕する生活へと導かれた神と同じ生ける神が、今や私が尊敬する文鮮明師ご夫妻と共に働くように導かれたのです。私は文師の教会に入教しようとしているのではありません。なぜなら彼の仕事はいかなる一教会のためでもなく、いかなる一民族のためでもなく、いかなる一人種のためでもありません。それはあらゆる人種、民族、信条の間の壁を崩し、地上天国を実現するためにあるのです。私は文師ご夫妻のビジョンと模範に対して神に感謝し、すべての宗教の究極的な使命である平和と幸福と愛にみちた理想世界の実現の為に、あらゆる信仰の男女と共に働くことを誓います。義に飢え渇くすべての人々に、神の祝福がありますように」

宗教の基礎は家庭 

 文鮮明総裁の平和理念は真の家庭理念である。冷戦終焉後の世界は「文明の衝突」、宗教・民族紛争が多発し、新世紀を迎え一層の混乱が広がっている。そして平和の理念を語る人がいなくなってしまった。
 文鮮明総裁は宗教の役割は「人間の良心の自覚、覚醒」にあるとし、その良心は真理に基づく真の愛によって成長、完成するものであり、そのための環境が家庭でなければならないと主張する。即ち神を中心とする結婚と家庭は、真の愛により人間をして良心の完成へと導く基盤となる。ゆえに真の家庭は宗教、文化、国家の基礎となり、それぞれの壁を越える普遍的平和基盤となるのである。宗教、宗派を超えた真の家庭理念こそ、真の平和理念であることを、この度のビッグニュースから知るべきである。

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