国際勝共連合 機関紙 思想新聞は創刊56年 通巻1898号 (令和8年5月1日)

FWP青森 設立2周年記念大会を開催

思想新聞2002年 1月1日号【青森大会】

横田事務総長、世界平和と日本の使命語る

国連改革と平和大使の意義強調

FWP青森県連合会の設立2周年記念大会で32人に平和大使が任命された (12月9日青森市、アラスカ会館)

 大会は葛西副本部長の司会で進められ、FWP紹介ビデオ「世界平和への道」(2001年版)上映後、開会の辞としてFWP青森県連合会の吉澤誠議長が「世界中どこへ行っても痛感するのは日本ほど平和な国はないということ。世界全体が平和になることを考えると、気が遠くなる。しかし、明治維新を動かしたのは名もない20代30代の若者の、憂国の思いだったことを考えると、まさにその〈思い〉によって活動を続けるFWPには希望がある。二周年を迎えたが、文鮮明総裁の思想を学び、その思いを強くしたい」と述べた。

 国歌斉唱に続いては主催者挨拶として同県連合会の齊藤英広本部長が「今年は同時多発テロなど様々な事件を通し、平和への思いを強くした。愛し、為に生きるという思想をもってすれば、平和は実現できる、その志でこの運動に取り組んでいきたい」と語った。 来賓紹介・祝電披露の後、佐藤妙子婦人部長が創設者の文総裁のメッセージを朗読。そして特別講演に移った。

 プロフィール紹介を受け登壇した横田浩一事務総長は「21世紀、世界平和と日本の使命」と題した講演で、「3点をテーマとして世界平和を考えてみたい。現在は、EUとなっているが、2度の世界大戦を経て現れた『欧州共同体』が希求してきたのも、国際紛争の抑止。いま通貨統合ユーロという形にまでなった。FWPでは東アジアにおける《アジア共同体》という形での実現を提唱している」と前置きした上で、「第一はテロ事件の問題。米軍によるテロリスト掃討作戦は功を奏したように見える。だが問題は捕縛し裁判となった時のビンラディンとオマル師の処遇。生きていればオウムのように奪還テロを謀る動きが予測され、死刑になってもユダヤ・キリスト教の暴力に抗した殉教者に祭り上げられる可能性がある」と解説。

 さらにアフガニスタンと国連の問題に触れ、「今アフガンは、暫定政権へ向け始動したばかりだが、ソ連侵攻以降20年来戦乱が続き、米国はじめ世界から見捨てられてきたような立場。米国は軍事制裁に動いたが、その後のアフガン和平への貢献はEUや日本に任せきり。イスラム世界は米国のこうした不理解に対し大きな不満がある。パレスチナ暫定政府とイスラエルとの間でくすぶる紛争にも如実に現れている。米国は分担金支払いを渋るなど、国連の活動に不熱心だった。相応の理由はあるが、国連にはもっと大きな潜在力がある。それを引き出すために文総裁は、宗教家や知識人など、国益を超えた立場で上院を形成する二院制を提唱した。今回のテロ問題を解決するにおいても、こうした場でイスラム教の代表者たちが、ビンラディン一派に対し、宗教ではなくあくまでテロだとの裁定を下し、イスラム教の真髄を示すことだ。それは米国には絶対にできないからだ」と強調した。

 また「第2は家庭崩壊からの再建。日本における青少年問題はきわめて深刻。米国の家庭崩壊と高い離婚率、治安の悪さを実感したが、その後ギングリッチ議長のもと10の契約を唱えた。その中でも核になったのが家庭強化法。つまり家庭の価値を重視するようになった。その政策転換もあり、赤字に悩んだ米国はいまや黒字財政。翻って日本では、家庭崩壊と離婚率増加は加速する一方。とりわけ若者、青少年の健全育成問題は焦眉の急であり、FWPが活動の大きな柱としているゆえんだ」と警鐘を鳴らした。

 最後に「第3は、地球環境問題。水位の2メートル上昇で水没する国はマーシャル諸島など四カ国。炭酸ガスの排出で一度上がれば水位が1メートル上がるとされるので、国の存亡に関わる問題。だから京都議定書の早期批准は需要だ」とし「皆さん一人一人に平和大使になってもらいたい」と訴えて講演を締めくくった。
 横田事務総長から32人に平和大使の任命状が手渡され、沼山事務局長の連絡と、蛯名均上十三支部長の音頭による万歳三唱で閉会した。

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