思想新聞2003年2月15日【世界平和サミット2003】
「世界平和のための新しいリーダーシップ(指導力)とガバナンス(共治)の模索」をテーマに、世界各国の政治・宗教指導者らが集まり、韓国・ソウル市内のホテルで2月4~5日の両日、「世界平和サミット会議」(主催、世界平和超宗教超国家連合=IIFWP)が開催された。会議には、ワレサ元ポーランド大統領、ウィリアムズ女史、オルタ東チモール外相らノーベル平和賞受賞者をはじめ、ワヒド前インドネシア大統領、カラソ元コスタリカ大統領、シュシケビッチ元ベラルーシ最高会議議長、ハマンソン元アイスランド首相など20人を超える国家元首・政府首班経験者、および国会議員、大使など約700人が参加した。
初日の開幕晩餐会では郭錠煥IIFWP世界会長が基調演説。平和的指導力の重要性を説き、真の指導者の条件を【1】人類全体の幸福を考える【2】私利私欲を超越した普遍的な平和のビジョンを持つ【3】より大きな善のため自分を犠牲にする――と提示した。その上で、IIFWP創設者の文鮮明・世界平和連合(FWP)総裁が提唱する『為に生きる生活』に「あらゆる和解を実現する土台と根本」が在り、「指導者が為に生きる生活原理を実践すれば、世界を変革することができる」と訴えた。
翌5日午前の全体会議には、各国の元首・政府首班、政治家、宗教指導者、学者らが参加。金庸来・元ソウル市長、ワレサ元大統領、ウィリアムズ女史、ワヒド前大統領、A・ケマケザ現ソロモン諸島首相のスピーチに続き、文鮮明FWP総裁が「神の祖国と天一国王権時代」と題し基調演説を行った
文総裁は演説の中で、現代に生きる私たちのやるべきことは、失われた理想の国と理想の義を探すことだと強調。「誰もがその理想の国と理想の義のために新しい希望に満ちた義の生活を行わなければならない」と訴えた。
また、「今は人類も三千年紀に入り、真の父母を中心として大祝福結婚時代を迎え、天地理想圏の世界が始まった」と宣言。「あらゆる宗教人は心を一つにして、国連の上院のような超宗教的な代表者たちで構成された議会を併設させるために力を合わせよう」と訴えた。
午後の第2セッションでは、H・グリーン・ガイアナ元首相の進行で「平和の文化・構造および政策の調査:韓半島情勢に焦点を当てて」をテーマに討論が行われた。この中でフィンランドのH・ラトバネン元駐韓大使は、「北朝鮮に対し取り得るアプローチは国連の決議ではなく、話し合いで米国が北朝鮮に何らかの保障を与え、核開発放棄をどう守らせるかだ」と述べた。
「中東和平に焦点を当てて」をテーマとする第3セッションでは、ヘガシー元エジプト首相が議長を務め、イスラエルとパレスチナの紛争について、「米国の軍事的後押しを受けたイスラエルが中東地域における強大国家になりつつある」と不快感を示しつつ、平和的手段で解決すべきであり、さらに「宗教家が代表して交渉と対話を促進すべきだ」と強調した。
またアイスランドのヘルマンソン前首相は、「パレスチナ国家建設が問題解決への道」と述べ、ウィリアムズ女史がイラク問題で米国の政策を批判するなど、アラブ側、イスラエル側に分かれての白熱した討論が展開されたが、シュシケビッチ元ベラルーシ最高会議議長は「文総裁の提唱する対話と平和の過程を通して解決すべきだ。これを支持するよう世界の国家指導者に呼び掛けたい」と強調した。


コメント