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世界平和連合 大阪府連合会 新春・役員代表者大会開く

思想新聞 2001年2月15日号【FWP大阪】

新世紀初の会長講演会・大阪で開催
大塚会長記念講演
「至福の世紀」実現のために

 世界平和連合(FWP)大阪府連合会は2月12日、新春役員・支部代表者大会を開催した。今年最初の大塚克己会長による記念講演のテーマは「21世紀『至福の世紀』実現と日本の使命」。会場の国民会館12階大ホールは満席の500名が結集し、熱気に満ち出発にふさわしい大会となった。なお今大会は大阪府19支部結成大会も兼ね、19人の支部長に大塚会長より委嘱状が渡された。

 司会の松本俊司理事の開会挨拶により始まった大会は、最初に三国藤内FWP大阪府連合会本部長が主催者として挨拶し「昨年は共産党批判のビラ配布や時局講演会、セミナー等を通じ、一定の成果をあげた。今年度はさらに活発に活動を展開して行きたい。新年の初めに、大塚会長を迎え、今日の混迷する内外の情勢を見極める知恵をいただけることに感謝したい。これからも、この大阪が新しいアイディアと活動の発信地となれるように頑張りたい」と、今大会の意義を強調した。
 続いて、来賓を代表して京極俊明・大阪府議会議員が挨拶し「今日は大塚会長の講演をじっくりお聞きする為にきた。世界平和連合が平和の為に献身的に活動しておられることに敬意を表したい。今日の日本には多くの問題点があるが、マスコミの質の低さは耐えがたい。総理大臣の悪口をこれほど書く国は他にないだろう」と述べ、さらに今年の荒れた成人式の問題にふれ、「集会で来賓に対して野次を飛ばすような日教組の先生によって教育されたのだから仕方がない。今年は本当の教育元年にしなければならない」と述べた。

 来賓紹介と祝電の紹介に続き、大塚克己会長が登壇した。大塚会長は講演の中で、「新世紀を迎え、まずなすべきことは20世紀の整理だ。前世紀は『戦争と革命の世紀』といわれたが、それ以上に『人間の世紀』だった」と述べた。その「人間の世紀」の意味を「人種、肌の色を超えて人間が人間として理解されるようになった最初の世紀であった。人間を人間として捕らえて理解しようとする努力が積み重ねられてきたのだ」と語った。その結果明らかになった内容を説明し、中でも遺伝子解読に触れ、「遺伝子を調べてみるとルーツが見えてくる。即ち、未来に進めば進むほど、過去のことがわかるようになる」と語り、人間についての本質的再検討が要請されるようになっていることを強調した。そして、「いずれ我々の理解は、人間始祖や、さらには死後の世界、神に到達するのではないか。欧米の遺伝子研究の動機は、人間始祖は存在したか、それはどこにどのように存在していたかというものだったといっても過言ではない」と語り、必然的に人類の関心が宗教的なものに向っていくと予言。
 さらに会長は「新世紀において私達は、人間の本当の幸せとは何かという根本的問いと、もう一度対決しなければならない時が来るだろう」と語り、本質的なものを突き詰める努力を避け、刹那的な生き方が蔓延することによって「なぜ人を殺してはいけないのか。なぜ援助交際をしてはいけないのか」という青少年の問いに、明確な解答を示せないという事態を招来したと強調。「結局、人間とは何かという根本的問いに対する答えをもたないから。それは人間の幸福観に直接かかわる問題であり、新世紀は人間観、幸福観をもう一度根本的に問うことから初めなければならない。時代が要請するのは、これらの根本問題に対する解答をベースに新しいビジョンを提示し、説得できる政治家の登場である」と語りつつ、混迷する日本の政治の根本原因がどこにあるかを指摘した。
さらに「これら根本的問いに時代を超えて示唆を与え続けてきたのが宗教。しかし、今の日本は残念ながら宗教に対し嫌悪する傾向がある。結果として日本人の特性である美しい宗教的感情、自然との一体感の中に至福の世界を作り出す文化が崩れつつある」と、日本文化の美しさを支えてきた宗教的心情の衰退を止め、再生の道を探らなければならないと訴えた。
 関連してFWP創設大会における文鮮明総裁のメッセージを紹介。日本人が心の内にしっかりと受けとめなければならない内容だとして、「文総裁は、新世紀を共義、精神と霊、神人一体化、利他の時代とならねばならないと訴えられた。物質中心、損得中心の現状を打破して、人のために生きることが自分のために生きることよりもっと価値あることであると悟って生きなければならない。それがグローバル時代の要請だ」と語った。
 最後に会長は、日本の進路について語り、「今後の日本の『為に生きる実践』は、何より隣国から始めなければならない。隣国とはもちろん朝鮮半島と中国。隣国から認知されない国が世界から認められるはずはない。短期的には多くの問題を抱えているが、長期的ビジョンの中心にそのような価値観を据えておかねばならない。脱亜入欧ではなく、親欧親亜の時代が日本にとっての新世紀」と強調した。さらに、文総裁の提唱による「日韓トンネル」プロジェクトは、日本を救う巨大事業として大きくクローズアップされようこと、そして、今後語学、特に韓国語の重要性を指摘した。隣国の言葉に対しこれほど無関心な国はなく、韓国語を話せる日本の国会議員がいないのは残念、と語った。
 この大会は大阪府支部結成大会を兼ねていた。司会が大阪府下十九支部の結成を宣言し、各支部長の紹介と共に、大塚会長から委嘱状が授与された。続いて、高橋幸輔常任理事による活動報告と新年度活動方針が読み上げられ、今夏の参議院選挙政治決戦の勝利と青少年健全育成基本法制定運動に全力をあげて取り組むことが確認された。
 最後に、閉会の辞として日高哲生・門真市議会議員が登壇し「会長講演は大変勉強になった。この運動の基本精神と活動方針を確認できたので、明日から全力を尽くして活動展開していこう」と力強く決意を述べ、全員が立ちあがり、万歳三唱をもって終了した。
◎写真1=大阪府内で19支部が結成された新春役員・支部代表者大会には 500人が参加
(2月12日大阪市、国民会館12階大ホール)
◎写真2=講演する大塚会長

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