思想新聞2003年1月1日号活動 一般
邦人拉致被害者を救う地方議員の会・市民の会
都議はじめ80人が参加
長らくマスコミに無視され続けたが小泉訪朝以後、国民的関心の的となった拉致問題。このさなか、北朝鮮をモデルに拉致を含むスパイ工作活動の実態を克明に描いた“幻”の映画『暗号名(コードネーム)・黒猫(ブラックキャット)を追え!』の上映会(主催・北朝鮮に拉致された日本人を救出する地方議員の会・市民の会)が去る12月18日、東京・西新宿の都議会議事堂で行われた。

『黒猫~』は15年も前の昭和62(1987)年に製作された。平和ボケした日本社会の裏側で密かに繰り広げられる熾烈な諜報戦を、実際に起こった数々のスパイ事件を参考にリアルに描き、真正面からスパイ問題に取り組んだ日本映画史上唯一の作品(監督=井上梅次・岩清水昌弘)。
日本の平和と安全を願って、スパイ防止法制定の声が全国で高まっていた当時に製作されたこの映画は、マスコミはじめ左翼勢力による反対で自主上映を余儀なくされたが、全国津々浦々で上映され、本連合も中心的に同法制定運動に携わってきた。しかし国会で同法は成立を見ず、その結果、拉致・工作船侵入は、解決どころかむしろ助長され、被害を大きくしてしまったと言える。
今回の「リバイバル上映会」は、この映画の存在を知る有識者や会員から強い上映要請がなされていた中での開催の運びとなった。上映会当日は、北朝鮮拉致問題に関心のある人など約80人が集まった。約90分の映画上映後、古賀俊昭・都議会議員は「北朝鮮によるスパイ活動は、ほぼ解明されていたにもかかわらず、それを裁く法律がなかった。スパイ防止法があれば、拉致問題の解決も早かったはず。我々の勇気が欠けていたからだ」と反省するとともに、「法律を整備して、せめて日本を普通の国家にしていきたい」と、スパイ防止法制定の必要性を訴えた。
なお、上映会に際し参加者全員が、北朝鮮に残る拉致被害者・家族に思いを馳せるシンボルであるブルーリボンを胸につけ、拉致事件の一日も早い解決を願った。
▼フィルム上映やビデオ等のお問い合わせは、『黒猫を追え!』上映委員会まで


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