思想新聞2002年6月1日【米国際会議】
ワシントン・タイムズ紙20周年機に

日本・韓国・米国の3カ国の政治指導者の21世紀にふさわしい新たな協力関係などを模索する「国際指導者会議」(InternationalLeader’s Conference, 主催=ワシントン・タイムズ財団)が、5月21日から23日までの3日間の日程で米国ワシントン近郊のシェラトン・ナショナル・ホテルで開催され、政治家や国際政治学者など専門家、NGO(非政府組織)の指導者ら約300人が参加した。 全体会議ではワシントン・タイムズ紙の創設者である文鮮明・世界平和連合(FWP)総裁や共同名誉議長を務めるカート・ウェルドン下院議員が基調講演を行った。
また、21日の夜にワシントン市内で行われたワシントン・タイムズ紙の創刊20周年の記念バンケットでは、3千人が参加し、議員や政府関係者が多数駆けつけたほか、ブッシュ大統領からのメッセージも披露された。
この国際指導者会議は米紙ワシントン・タイムズが創刊20周年を迎えたのを機に開かれたもので、ワシントン・タイムズ財団が主催し、全米女性議員財団、世界平和連合、世界平和女性連合が協力後援団体となった。
国際会議のテーマは「太平洋時代における韓国、日本、米国:21世紀の新たなリーダーシップの方向性と協力」で、同会議では、日韓米指導者の新たな協力関係について模索したほか、テロリズムへの対処、韓半島の将来への課題、家庭の強化、女性指導者の役割など多くの重要課題が協議された。会議には、3カ国の政治家や学者、女性団体の指導者ら300人が参加。3日間にわたって、今後の3国間の関係強化や韓半島情勢について意見交換を行った。
21日の開会全体会議では、ワシントン・タイムズ紙の創設者である文鮮明FWP総裁が基調講演を行い、「時代の中心は東アジアにある。だから日・韓・米の3国が手を取り合い、力を寄せ合えば、地上に平和をもたらせる。3国の指導者が関係を深めることが重要だ」と強調した。
このほか、同会議では、韓国女性指導者連合の金胤徳総裁(元政治省大臣)、米下院軍事委員会軍事調達小委員会のカート・ウェルドン委員長(共和党)が演説を行ったほか、米国務省のフォード国務次官補(情報・調査担当)が現在の東アジア情勢の分析と今後の展望を述べた。
文総裁が1982年に創刊したワシントン・タイムズ紙は、5月で20周年を迎えた。21日夜には、ワシントン市内のヒルトン・ホテルで開催された米紙ワシントン・タイムズ20周年祝賀晩餐会には、政治家、著名な学者・文化人、メディア関係者、宗教指導者など約3千人が出席。
ゲーグリン補佐官を通じブッシュ大統領も「記事・主張がどれほど大きなインパクトを与えてきたか。同紙を育てた人々に心から業績を讃えたい」とのメッセージを寄せた。このほか共和党のコンラッド・バーンズ上院議員や民主党のダニー・デービス下院議員が祝辞を述べた。
続いて文総裁が登壇、「神のみ旨から見たイエスの生涯と終末期にある現代に対する警告」と「自由、家庭と信仰:21世紀におけるメディアの役割」と題するメッセージを披露、ワシントン・タイムズは次の10年で信仰と精神的な価値を支持していくべきだと強調した(1面要旨)。
なお会議2日目の22日には米有力シンクタンクの一つ、ヘリテージ財団のエドウィン・フルナー会長がパネリストと参加、鉄鋼セーフガード(緊急輸入制限)発動などの米国の最近の保護主義政策に「失望している」と懸念を表明した。
3日目の23日の全体会議ではリチャード・ルガー上院議員らがスピーチ。各分科会でも白熱した討論が展開された。日本から参加した政治家や学者も積極的に討議に加わり、日韓米が協力し実りある会議となった。
23日には麻薬防止を訴える国会議事堂でのラリーが行われた。


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