国際勝共連合 機関紙 思想新聞は創刊56年 通巻1896号 (令和8年4月1日)

盛大に建国記念の日祝う 建国記念の日を祝う会 パレードと奉祝式典を挙行

思想新聞 2001年2月15日号【建国記念の日 記念式典とシンポジウム】

「日本の建国と歴史教育」シンポジウムも開催

 さる2月11日、日本の建国を祝う会(会長=小田村四郎・拓殖大総長)の主催により建国記念の日を祝う奉祝中央式典が、東京・代々木の明治神宮記念会館で行われた。
 一連の奉祝行事では、式典に先立ち恒例の奉祝パレードが挙行され、原宿・表参道から明治神宮大前までを鼓笛隊や神輿など長蛇の列が練り歩いた。
 午後1時から奉祝中央式典が執り行われ、第一部の記念式典に続き第二部では「日本の建国と歴史教育」と題して記念シンポジウムが開かれた。
 記念式典では、小田村四郎会長が開会にあたって「世情は新世紀ばかり強調されるが、昭和天皇生誕百周年にあたる今年、わが国には古来からの元号、皇紀があることを戦後教育の結果、若者に伝えることが叶わなくなった。こうした伝統・文化を絶やしてはならない」と挨拶した。来賓祝辞では自民党広報本部長の八代英太衆議院議員が登壇、「心の豊かさを失った今日、日本新生のため先人が国造りにかけた情熱を受け継ぐとの首相の施政演説のように、祖国の豊かな伝統を子孫に残すことが我々の使命」と述べた。また、外国の駐日大使らが多数列席する中で、ボリビア共和国公使がスピーチした。

来賓として高橋正二理事(右端)が出席

 なお、同式典には本連合の会長代理として高橋正二・本部理事(世田谷総支部長)が来賓として参席。神武天皇が奈良・橿原で即位された故事にならい、橿原に向かって遙拝。紀元節の歌を斉唱し会場全体の万歳で第一部を終えた。

西尾幹二教授

 続いて第二部の記念シンポジウム「日本建国と歴史教育」に移った。
 パネリストとして登壇したのは、『国民の歴史』の著者で「新しい歴史教科書をつくる会」会長の西尾幹二・電通大教授、『バベルの謎』以来、女流論客として注目を浴びる長谷川三千子・埼玉大教授、文芸評論家の桶谷秀昭・東洋大教授、「記紀」(古事記・日本書紀)など古代日本の神話儀礼に詳しい高森明勅・國学院大講師の4人。

桶谷秀昭教授

 初めに発表した西尾教授は、「米国と豪州では建国の意識が全く対照的で、国民性と国力に如実に現れている。日本は『流刑囚の地』意識が植えつけられている豪州のように、国民に対し国の成り立ちを胸を張って教えていないことが、日本が元気を失っていることにつながっている」と教科書と歴史教育の弊害を強調し、「8世紀以前に日本は成立していなかった」とする「網野史観」を批判した。
 吉田教授は敗戦を迎え混乱期の中での体験をふまえ、今の日本人が「日本に対する愛情」を失っていると指摘した。

式典に先立ち、御輿などパレードも
長谷川三千子教授
高森明勅講師

 長谷川教授は、「日本のインテリ層がバイブルとするB・アンダーソンの『想像の共同体』を曲解し彼らは『国家は近代の想像物にすぎない』と主張するが、実は著者自身は共同体の想像性や恣意性を肯定的に見ており、宇宙論と歴史観が一体となった思想こそが民族的アイデンティティを形成する」と喝破。
 高森講師は、紀元節の廃止と「建国記念の日」として復活した歴史的経緯を宗教的背景をふまえ説明、全体のコーディネーターも務めた。






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