「新たな国境線撤廃と世界平和」
世の中のあらゆる国境線を撤廃すれば、平和な世界は自動的にくるようになるはず。ところが、我々が銘記しなければならないのは、この世界に現存する国境線の主人が果たして誰かということ。明らかに神ではなく、国境をつくり始めた張本人はほかならぬサタン、悪魔だ。したがって、国境線がある所には必ず悪魔とその実体が隠れていることを知るべきだ。そのような結果は人間始祖の堕落が善悪の分岐点となる血統を交換してしまったからだと言える。 東洋と西洋を比較しても、文明圏を中心として背反する国境が生まれ、そこには悪魔が陣を張っている。悪なる文化的背景、歴史と伝統的背景、人種的差別など、あらゆる種類の陥穽を掘り、国境線をつくった張本人は神ではなく、サタン・悪魔だ。神が願う善なる世界は統一の世界だ。すなわち全人類が一つの大家庭をつくって暮らす一つの世界なのだ。その世界にどうして国境が存在できようか。国境がなければ怨讐もありえない。怨讐という言葉の中に国境が内在しているためだ。 怨讐を愛し一つにすれば、国境が崩れ落ちる。そのため神様の戦略戦術はいつも怨讐を愛せよということ。これほど偉大な戦略そして戦術はありえない。この途方もない内容を歴史を通し現在まで人類は知らずにきた。