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宗教調和による世界平和を IIFWP「アセンブリ2001」開催

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思想新聞2001年11月1日号 【1面】

文鮮明FWP総裁 創設者メッセージ

国連の使命を改めて強調

郭錠煥 議長

 邪悪な米国同時テロ。その後の世界的危機への対応策を模索する国際会議「アセンブリ2001 グローバル・バイオレンス――危機と希望」(共催:世界平和超宗教超国家連合=IIFWP、世界非政府組織協会=WANGO)が、10月19日午後(現地時間)から21日までの三日間、多くの犠牲者を出したニューヨークで開催された。同会議には、インドネシアのワヒド元大統領、コスタリカのカラソ元大統領ら元首経験者20人をはじめ、ダン・クエール元米国副大統領、ジュリー・ファウエル牧師(米・リバティ大学総長)、ルイス・ファラカン師(NOI=ネーション・オブ・イスラム会長)など著名な政治、宗教指導者、その他メディア、非政府組織(NGO)の代表ら、100カ国以上から合わせておよそ500人が参加した。 ニューヨーク市内にあるヒルトンホテルで開かれた開幕バンケットでは、会議の共同議長を務めるカラソ元コスタリカ大統領が挨拶し、テロの緊張が続く中で集った参加者に謝意を示し、「恐怖を克服して団結すれば、必ずテロに打ち勝つことができる」と述べた。

カラソ元大統領

 また、この日の基調講演を行った同会議の郭錠煥・議長は「9月11日のテロ事件以降、世界は大きな危機に押しやられている」と述べ、「危機の根は深く、政治や武力のみによって解決できる問題ではない。真の平和は歴史的遺恨の解消、互いに思いやる心と愛によってもたらされる」と指摘し、紛争解決には宗教間の調和が不可欠であると訴えた。
 翌20日の全体会議においては、参加した各界の指導者がスピーチを行った。ジェリー・ファウエル牧師は「私達は祈りの力を知っている。世界的暴力除去のために共に祈ろう」と語り、神が願われ、共に祈られる平和への参加を強調した。

クエール元副大統領

 ダン・クエール元米国副大統領は「テロリスト達は知的で組織化されている。イスラムに対する戦いではなく、テロリストとの戦いである」と述べ、アメリカの軍事行動への理解を求めた。さらに、「テロリストは分裂をねがう。今こそ政治・宗教指導者が平和への責任を中心に、宗教の壁を超えて一つにならなければならない」と訴えた。
 続いて、世界最大のイスラム教国インドネシアの宗教指導者、ワヒド前大統領が登壇し、スピーチを行った。同氏は「テロには明確に反対すべきだ。貿易センタービル、ペンタゴンの悲劇は世界の至るところで起こっている」と述べ、「一国が世界を左右しようとしてはいけない。これからは非拡張的外交政策が必要だ」と指摘。世界的危機の現実とその背景を直視すべきと訴え、「米国だけが動くのではなく、なによりも国際的協調が必要である」と語った。

ワヒド前大統領

 最後にIIFWP創設者の文鮮明師(世界平和連合総裁)が「神のみ旨から見た平和への道」と題して演説を行った。文師は「米国を襲ったテロは平和と安全に対する懸念とともに、現代文明と人類の未来に対する深刻で根本的な疑問を再び投げかけた」と述べた。さらに「憎しみと葛藤、闘争の種は、人類始祖の最初の家庭に植え付けられた」と指摘。紛争と戦争の歴史に終止符を打ち、真の平和を実現するためには、この失われた真の家庭を復帰しなければならないと訴えた。
 そして、「平和に向かうための重要ないくつかの点」として、【1】他者の為に生きる 【2】平和国家、世界の構成単位としての家庭の重視 【3】宗教間の和解と協力 【4】国連の役割の重視――の4つを挙げるとともに、一人ひとりが平和運動の主体となることを要請した。とりわけ国連について「上院のような特別機構を補強し、宗教的、精神的、道徳的次元から世界問題を審議するようにする」ことを強調し、「国連が国益に基礎をおく政治や外交の力による次元を超えて、地球星的な理念と高い神の理想の下で司られる機構となることで、万人の権益を保護することによってのみ世界平和を創建できる」と語った。

ファウエル牧師


 昼食後、特別講演としてルイス・ファラカン師がスピーチを行った。米国内の黒人イスラム教徒に影響力を持つ同氏は、文鮮明師の講演内容に賛意を示しながら、「宗教家は、神の言葉を話すために立ち上がらなければならない」と訴えた。
 午後からは分科会が行われ、同夜、人種や宗教間の和解を促すセレモニー「平和の橋」が行われた。参加者が2人1組のパートナーとなり、「平和の文化」を生み出す為に協力することを誓うもの。米国キリスト教の牧師とアメリカ先住民の子孫、イスラム教の導師とユダヤ教の神学者、カトリックの大司教とユダヤ教のラビ(教師)など、歴史を通じて対立関係にあった宗教や人種同士の12組のペアが、会場にしつらえられた橋を渡って抱きあい、兄弟姉妹結縁を行う姿は、参加者の感動を呼んだ。

ファラカン師

 翌21日にも、家庭や国際機関の役割などを討議する分科会、全体会議が行われた。その日の夜に閉会バンケットが行われ、文鮮明師による「真の私を探そう」と題した講演が行われた。その後、参加者の中から選ばれたイスラム、キリスト、ユダヤの三大宗教の代表と政治家の代表ら9人に、「平和大使」の信任状が渡され、3日間にわたった国際会議は閉幕した。●写真=「アセンブリ2001」には100カ国以上から政治家や宗教指導者ら約500人が参加(10月21日、米ニューヨーク・ヒルトンホテル)

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