国際勝共連合 機関紙 思想新聞は創刊56年 通巻1898号 (令和8年5月1日)
米国

「中国の核軍拡を容認する」・ブッシュ 選挙めあての小手先細工は失敗か

思想新聞2001年9月15日号  視点論点 スタンフォード大学フーバー研究所顧問 片岡鉄哉 今月中旬の訪中を控え、ブッシュ政権が中国のNMD(米本土ミサイル防衛)計画への反対を中和させるべく、核軍拡を容認する発言をしたために反響を呼んでいる...
イスラーム

米で同時多発テロ

米ニューヨークの世界貿易センターのツイン・タワーとワシントンの国防総省に対して11日午前(日本時間同日夜)、ハイジャックした民間航空機で突っ込むという前代未聞の卑劣な同時多発テロが慣行された。米国の経済、政治・軍事の中枢部の破壊を狙った史上希なテロ行為で、米国に対する宣戦布告なき戦争といえる。テロは断じて許してはならない。日本は米国を強く支持し、テロの悲劇が二度と起こらないように、万全の方策を構築しておかねばならない。 今回、米国で起こった同時多発テロは、犯人グループが民間航空機を4機もハイジャックし、それを米国経済すなわち資本主義経済の象徴であるニューヨークの国際貿易センターのツイン・ビルと、米国軍事すなわち世界秩序の象徴であるワシントンのペンタゴン(国防総省)に体当たりして破壊し、数千人の被害者を出すという想像を絶するテロ攻撃だった。 テロ攻撃は断じて許されない。米国へのテロ攻撃は自由と民主主義を共有する同盟国への攻撃をも意味している。日本は小泉首相が事件後の記者会見(12日)で強調したように米国を強く支持し、連携を一層強化して自由と民主主義を破壊しようとするテロに対して断固として戦うべきだ。 テロに対してどう対応すべきか。96年7月に開催されたG7(先進7カ国)とロシアによるテロ対策閣僚会議は「いかなる形態であろうと、いかなる動機であろうと、一切のテロを許さない」とのテロ撲滅宣言を発している。テロに対する最悪の対応はテロリストに妥協し、テロ行為を容認することである。だから妥協なく戦うことがテロ防止の原則だとテロ撲滅宣言は述べている。●テロリスト黒幕の正体を見極めよう 対米テロ事件の背景には「最も危険なテロリスト」と呼ばれるオサマ・ビン・ラーディンが関わっているとされる。「米国に対するジハード(聖戦)」を唱えるビンラーデンは、93年2月の世界貿易センタービルの爆破事件や98年8月のケニアとタンザニアの米国大使館同時爆破テロ事件を起こすなど、数々の対米テロを仕掛けてきた。 ラーディンは徹底した反米思想の持ち主で、世界情勢を「米国を中心とするキリスト教・ユダヤ教文明によるイスラム世界への新十字軍」と捉え、イスラム世界からの米国駆逐、米国と結託するアラブ各国政権への攻撃を「イスラム教徒の義務」と主張。サウジアラビアで建設業を起こし富豪となるも、94年にテロ関与を疑われ国籍剥奪、スーダンを経て96年からアフガニスタンを実効支配するタリバンの「賓客」として滞在、現在は数千人のアラブ人民兵に軍事訓練を施している(読売9月12日)。 イスラムでも大半の人々は穏健だ。にもかかわらずなぜ、ラーディンのような過激なイスラム原理主義者が現れるのか、その背後に共産主義思想が潜んでいることを見落としてはならない。
世界平和連合

21世紀の世界ビジョンと日本の役割 会長就任の集い

思想新聞2001年8月15日号小山田秀生 世界平和連合会長記念講演 8月7日、東京・赤坂のホテルニューオータニで開かれた新会長就任の集いで、小山田秀生会長は21世紀の世界的なビジョンと日本の役割について講演。来賓はじめ全国の役員、会員ら70...
トップニュース

21世紀初の国政選挙・参院選 国民は「戦後政治の総決算」選択

思想新聞2001年8月15日号 1面共産惨敗、勝共運動の成果 21世紀最初で小泉内閣初の国政選挙となった第19回参議院選挙(7月29日投票)で自民党は圧勝、これに対して小泉改革に真っ向から反対した共産党は惨敗した。この選挙結果は小泉首相の掲...
世界平和連合

南北統一への願いこめて 国際安全保障セミナーで訪韓

大阪府連合会 家族連れで日韓友好深める世界平和連合(FWP)大阪府連合会主催で、8月10日~12日の3日間にわたり、国際安全保障セミナーが開催された。このセミナーは、年に一回ないし二回の割合で定期的に開催されている。教科書問題等、何かと日韓関係が微妙な関係になりやすいだけに、このような民間レベルの国際セミナーの意義もますます大きい。
主張

治安悪化の緊急事態 家庭、地域、国家一体で対応を

「家庭崩壊」に歯止めが不可欠 以上の治安悪化の諸現象を見ると、第一にいえることは「家庭崩壊」現象が犯罪増加を招いていることである。とくに少年犯罪や児童虐待の背景には明らかに「家庭崩壊」があり、したがってこれを防ぐには「家庭再建」が不可欠であることが浮き彫りになっている。 第二には、「地域共同体崩壊」現象を指摘することができよう。検挙率が低下している要因として「共同体意識」が著しく後退し、隣り近所のコミュニケーションがなく、捜査官の聞き込み調査が困難になっているという。地域の「共同体再建」が治安改善に必要となっているといえる。第三には国際化(外国人犯罪)や情報化(ネット犯罪)に対応するために、国の不法出入国の取締の強化、情報時代への新たな犯罪防止システムの構築が急がれる。 家庭、地域、国家が一体となって治安強化へ取り組んでいかねばならない。
視点論点

靖国参拝、首相の苦渋の選択対照的な産経・朝日両紙

 終戦記念日の8月15日の靖国神社参拝を前倒しして13日に参拝した小泉純一郎首相の決断は、「世界の中の日本の立場」を配慮した苦渋の選択であった。 首相の決断に対照的な反応を示したのは、産経新聞と朝日新聞の社説だった。産経は「苦渋の決断だが信を失う」として参拝前倒しは、15日参拝を表明した首相発言の重みからみて、国民の信を損ない、「改革断行」を掲げている首相の決意を疑わせるものであり、「靖国問題」を外交カードにしてきた中国・韓国の圧力をさらに高めさせる結果になろうと論じた。 朝日は、「これが熟慮の結果か」のタイトルのもと、軍国日本による侵略や植民地化の傷が癒えない近隣諸国の人たちにとり、首相の靖国参拝は悪夢をよみがえらせるようなものだ、隣国の不信を招く参拝そのものをやめるべきだったと論じた。さらに、同社説は戦争責任の問題に答えない首相の歴史認識に疑問を呈するとともに、8月15日の社説「歴史に対する責任とは」で「戦後の原点」に立ち返ると、避けて通れないのは、「昭和天皇の戦争責任をめぐる問題」としている。 朝日社説は、過去の日本の行動をすべて真っ黒に描く、いわゆる自虐史観に基づくものだ。天皇の戦争責任まで持ち出しているのは、マルクス主義的な発想が背後にあるためだろう。昭和天皇が開戦に反対だったのは多くの史実で立証されている。さらに明治憲法下で、天皇の政治は輔弼(ほひつ)を受けることが決められており、政治上の決定権はなく、内閣の相違には原則として異を唱えることはできなかった。
トップニュース

小泉改革、正念場に有事立法、PKO協力法改正など焦眉の急

日米同盟強化、国際貢献に「聖域なき改革」を  「聖域なき構造改革」を掲げる小泉首相の一連の改革は臨時国会を開く9月が正念場になる。
世界平和連合

鹿児島県連合会 400人集め盛大に設立大会

 世界平和連合(FWP)鹿児島県連合会設立準備会は8月5日、鹿児島市民文化ホールで、同県連合会の設立と鹿児島支部を期して「世界平和と日本の未来を拓く鹿児島県大会」を開催した。会場には地元政治家をはじめ有識者ら約四百人が参集、小山田秀生FWP新会長を迎えた初めての大会であり、「世界平和の機運を鹿児島の地から」と地域運動の展開を誓い合う、記念すべき設立大会となった。
主張

小泉首相の靖国参拝問題「哀悼の誠」捧げるのは義務だ

思想新聞2001年8月15日号 主張 小泉純一郎首相は自民党総裁選の最中から靖国神社参拝を明言し、その是非をめぐって賛否両論が飛び交っている。しかも論争は国内のみならず中国や韓国に波及し、外交問題化している。はたして首相の靖国参拝をどう捉え...